特集 shinoさんのチョーカー展 2017

どこか懐かしく、それなのにどこにもないボタンとビーズのコンビネーションです。

重ねた貝ボタンとビーズの色が連動しています。ボタンの上には淡水パールが。

　展示のたびに何かひとつ楽しいアイディアをプラスしてくださるshinoさん。今年届いたビーズのチョーカーには、いろいろなボタンが使われていました。
　週末の蚤の市のガラクタの中で発掘した時は埃まみれだったというボタン、チェコの古いガラスボタン、彼女がボタン好きと知る友人が「おばあちゃんの裁縫箱にあったんだけど、shino、いる?」と持ってきてくれたボタン、「これもボタン?」と聞いてしまうぐらい巨大なボタン、小さいけれどとても雰囲気のあるボタン。エピソードを伺うとそれぞれに世界があり、目を寄せて見て、まずはうっとりしてしまいました。
　でもちょっと冷静になると気がつきます。うっとりしてしまうのは、それぞれのボタンが、ビーズとの組み合わせの中で生かされているからなのだ、と。
　shinoさんのビーズとボタンの色合わせはボーダーレス。思いがけない色を合わせてはっとさせたり、やさしくなじませたり、ちょっとユーモアをきかせたり。たぶんご自身が色の発見を楽しみながらつくっているからこそ、チョーカーがいつも新鮮な魅力を放っているのです。
　今回の特集では、2回にわたり、ビーズとボタンのチョーカーをたくさんご覧いただこうと思います。見てワクワク、つけて気分が上がるshinoさんのチョーカー。お楽しみください！

（左）白と透明のボタンを集めたシリーズ。こちらは黒のビーズとの組み合わせ。ボタンは2か所についています。

（右）こちらは紺色のビーズとの組み合わせです。ボタンは1か所に集中。太いタイプ。

（左）エーデルワイスは手描き。かわいいボタンですがビーズをシックに合わせ、大人っぽく仕上がっています。

（右）チェコのプレス（型押し）ガラスのボタン。今は作られていない貴重なボタンもあれば、近年リバイバルされたものも。

こちらもプレスガラスのボタン。ちょっと野暮ったいような色にひかれるのはなぜ?

（左）黒いニットにつけたらきっと映えるだろうモダンなボタン、そのままのイメージでチョーカーに。
（右）ボタンの位置は左右好きな方に。端に見えるアイボリーのビーズが効いています。

（左）70年代頃のガラスのプレスボタン。同じ型の色違い。それぞれのビーズ合わせの芸の細かいこと！

（右）飛び出たビーズの頭にそれぞれボタンが。「同じ色を探すのが大変でしたが楽しい感じになりました」とshinoさん。

（左）パステルカラーのガラスのボタンは「よーく見るとすごくきれいなんです」。確かに。白いビーズに映えます。

（右）カラフルなアルファベットのボタンはオランダで。これも左のパステルも、身につけると首元が明るくなります。

（左）コマのような形の、淡い色のボーダーのボタン。ビーズをつなぐ糸は黒。大人っぽい。

（右）ボタンと、チョーカーのビーズのポチポチの呼応が楽しい。左と同じ白いビーズも、白い糸でつなぐとクリアな印象。

プラハのshinoさんのアトリエ。棚にはビーズがずらり。常に色を感じながら仕事をしています。

（左）きのこのボタンは森の色のビーズに。てんとう虫が留め具。チャームが胸元にくるデザインです。

（右）こちらも森のきのこづくし。奥のてんとう虫のついたボタンはとても古いものだそう。

（左）なんと！　鹿児島の「しょうぶ学園」のボタンもかっこいいチョーカーになっています。

（右）つけるとこんな感じ。ボーダーにもカジュアルにつけられます。ロングタイプもあります。

（左）1話の最後に、ちょっと変わったボタンを使ったチョーカーをご紹介。丸い金属はくるみボタンの下地土台です。セミロング。

（右）中央のボタンは金属のリングを糸で包んだボタン。シーツなどに使われいていたそう。

（左）カフスボタンです。威張ってないのがポツンとついています。マスタードやブルーの色合わせもお洒落。

（右）小さな清潔感のある布ボタン。「ボタンに目が行くようビーズを選び、シンプルにつくりました」。

※ shinoさんのチョーカーのご紹介は2話に続きます。2話ではシンプルなタイプやブレスレットなどもご紹介します。お楽しみに！
※ 今回販売させていただくチョーカーはすべて1点もので、先着順のお買い求めとさせていただきますことをご了承ください。