おしゃれは大事よ
第67話 顔が明るく見えると感じよい



 今年は運転免許証更新の年で、誕生日までに忘れず更新手続きをせねばなりません。すっかり忘れて、気がついた時は更新ができなくなっていた友人は、取り直しがおっくうで運転を放棄しました。行こう行こうと思っているうちに日にちはたってしまうものです。
 免許証の写真、あれってなんだか変な顔にうつりません? パスポートのも変。真正面からカメラのレンズを見て撮ると、こんな顔してるのかなぁと嫌になるような人相にうつるんです。証明としての自分の顔が変というのは気分良くありません。スナップ写真ならどんなに変でもアハハハハですませられますが。ま、気にしているのは本人ばかりなのでしょうけど。
 私、時々仕事で写真を撮ってもらって雑誌などに出ます。どれもすっごくよく撮れています。うれしいようなウソついて申し訳ないような。
 ウソがいけないのはTVのように動いているものです。いつだったかNHKの「おしゃれ工房」で着物を着て番組に出たことがありましたが、実物そのまんまでした。放映当日夫と二人で見ましたけど、夫は不機嫌になってしまったのでした。考えてみたら夫は寛容です。不美人の妻と30余年ですから。
 運転免許証の更新に行ってきました。警察の最新カメラはデジタルなんだと思うけれど、ライティングがしっかりしていて明るく撮れるのです。ブルーのバックも感じよく、私の新しい免許証の写真はソウデナイヒトモソレナリニ(ずいぶん前のフィルムのCMコピー)で、悪くはありませんでした。
 顔が明るく見えるだけで感じ悪くなかったから思ったのだけど、普段も明るく見える服の色選びをしたいと思います。服の色と顔色は反対色になるっていいません? 赤の服を着ると緑色っぽい顔色になるって。

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