服を毎シーズン買います。もちろん私には仕事に関わるものだからです。といっても自分に似合わない服は買わないつもりではいますが、新しいスタイルに憧れて、考えなしに手が出てしまうのもけっこう多い。新しいスタイルを手に入れることは必要だから、着ないのがあってもしかたがないなぁ。そうは思ってみても服もお金も無駄にすることですので、やっぱりよいことではありませんね。
　ところで買うからたまる。クロゼットからどんどんはみ出す。季節の変わり目に入れ替えをしますが、はみ出したものは何としても処分をしなければなりません。
　それで友人知人に着てもらっていましたけど限界があります。ボランティア団体に送ったり、古着屋に売ったりもしました。
　ちょいとさぼっていたら、またたまってしまいました。もったいないから、いつか着られるからととってあったものも、2年着なければもう着ないし、今年買ったものの中で着にくくて二度と着ないものもあり、とうとうフリーマーケットに参加することにしました。5月の末の日曜日でした。場所は原宿。久しぶりにさわやかな晴天日。友人にまわりをかためてもらっての初経験は、なかなか楽しかった。なにしろスタイリストのAさん、作家のBさん、アーティストのCさん、グラフィックデザイナーのDさん。それからあっちこっちによーくお顔を存じあげてる方も店を出していらっしゃった。こんなフリーマーケットはよそにはないでしょう。で、お客さんのほとんどは知り合いと場所柄若い人ばかりで、明るい雰囲気。
　持っていった風呂敷包み5つが1つになり、4つ分の中身が家の中からなくなりました。よかった、よかった。そして欲しくて買ってくださったのだから服は無駄にならなかったのと、お気楽な私。