今日のわたし
働きやすい、動きやすいはえらい





 ここのところ壁に立てかけたキャンバス(絵を描く布張りのもの)の前に座っています。床にビニールを敷いて、その上に絵の具類を置いて、しこしこ絵を描いております。F50というサイズだと、立てひざをしたり正座をしたりしますの。私は普段着の上にクロワッサンの店のかっぽう着(私のデザイン)のエプロン(現在中止)と、昔母に縫ってもらった同じような形のエプロンを交互に着ていて、今回はその二つのエプロンの使いごこちについて。
 さてクロワッサンの方のは後ろボタンの腰あたりから、脇縫いのすそに向かってまるくカットがついています。和服用のかっぽう着がそうなっています。もうひとつのはお尻を見せないのがきれいと思い、前も後ろもすその線を同じにしたものです。
 ところで、後者のを着て立てひざをしたり正座をして、キャンバスに手を伸ばしていますと、う! 苦しい!! ということが起こりますの。お尻の下に後ろのすそが入ってしまって、前かがみになった時、後ろにエプロンが引っぱられ、大きめに開けてあるはずの前首開きがのどもとにあがってしまうからです。クロワッサンの方のは、そんなことは一度もありません。丸みは和服用のかっぽう着のをとり入れたのだったかちょっと覚えていませんが、使いよさにしぼった形はやっぱり真面目だなぁとしみじみ思いました。
 ニューヨークで知人の友人のレストランを経営している金髪の奥さんは、黒いセーターとパンツの上に日本の真っ白いかっぽう着をしていました。とってもおしゃれに見えました。海外で海外の人にも着てもらっているかっぽう着、えらいのです。
 着ごこちよい服のひとつにウェストにゴムの入ったパンツやスカートがあります。あれ楽です。楽だけど気がつくとウェストが太くなってます。いいような悪いような。

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