今日のわたし
着物のほうが女前があがると思う



 『アベマリア』のCDがたくさん売れた、スラヴァのコンサートに行きました。若い男性で、ルックスがとてもよい人でした。顔が小さくて、ほっそりしていて、脚が長くて、腕もびっくりする程長いのです。手の動きもすばらしく美しい人でした。あらためて姿の美醜について考えてしましました。
 洋服は体に合わせた形をしています。 女性だけは脚をスカートでかくせますが、今はパンツスタイルが好まれてますので、女性の体型も公然。日本人の姿は美しいか? 洋服をまとうことにした日本人の姿は決して美しいとはいえないと思うのです。
 海外旅行中、知人はご主人に、パンツをはくのをやめなさいと注意されたといっていました。脚の長い欧米人の中でパンツスタイルは醜く見えたからだろうと思います。
 おしゃれは体の醜い部分を見せないことも大切です。インドの女性がサリーを着ている、韓国の女性がチマチョゴリを着ていると、とても堂々として見えます。一目おいてしまいます。それぞれの国の服はその国の人にふさわしい形をしています。だから美しく見えるのです。
 この前、日本橋の某デパートで、休憩用の椅子にどかっと音をたてて座ったお年を召したご婦人、座るやいなや膝下までのストッキングをぶるぶるっと足首までおろされました。びっくりして私は思わずお顔を見てしまいました。美しい顔かたちの方で、髪もきれいきれいにセットしていらっしゃいました。お着物だったらどんなに品格があるだろう。もったいないと思いました。
 着物は体に巻いて包むように着ます。日本人の手足の短いのがかくれます。だから日本の女性をぐっと美しく見せますの。お正月にも着物を着る人が少なくなりましたけどねぇ。

ページトップ
第7話
第9話