特集 元気がでる靴下 イオショップ&ギャラリー
第3話 みんなでわいわいはいてみた!
 
  • オリーブグリーンのヒールのあるサンダルもぴったり。「アンティパスト」の靴下は、靴も冒険してみようかな、という気持ちにさせます。
  • つま先からちょっと白がのぞくのもかわいい。これでは見えませんが、足の入れ口のところに淡いピンクのラインが入っています。
  • 靴下にはそれぞれ名前がついています。これは「SOIL BLESSING(大地の恵)」。ブルーの靴下、リムの下にトリが1羽クローバーから跳ねているのがわかりますか? カラーバリエーションが4種類。ハイソックス¥2,600+税、ソックス¥2,200+税 メンズもあり。
  • 「カラータイツをぐんと上回る気分のあがり方」。少し素足が見えるのもいい感じ。これもヒールのある靴とあわせて。
  • 後ろにストライプがはいっているのでぴりっとしまります。地味で派手。モノトーンでまとめたのも、庄子には正解でした。
  • 「CLASSIC DOT」シリーズ。a.の幅広パンツやワンピース、デニムといろいろに活躍してくれそう。カラーバリエーションが5種類。ハイソックス¥2,600+税、ソックス¥2,200+税 メンズもあり。
  • 目立つ靴下ではありません。でもちょっと足元にみえるだけで素足とも、無地の靴下とも全然違う繊細な雰囲気になります。
  • くしゃっとさせてカジュアルに。左は白い靴ですが、黒のキャンバス地のスニーカーでもよさそう。
  • レモンとマスタードの間のような黄色のレース編みに、淡いグレー、ブルー、ピンクで小さな花柄を編み込んだ「 LACE FAN」。カラーバリエーションが5色。ハイソックス¥2,400+税、ソックス¥2,000+税
  • 右は白、左はピンク。第1話の引田さんの着こなしをまねてみました。清潔感のある色、ショート丈だから大胆な柄でも遊びやすい。
  • 「SORBET BRIDGE(シャーベット・ブリッジ)」。足の入れ口はちょっとふんわり。足の甲には花の切り絵のようなシースルー柄が。カラーバリエーションが5色。ソックス¥2,200+税「定番ワンピースやシャツワンピースにもあわせてみたい」
新鮮な着こなしが続出
 5月16日(木)から始まる靴下展に向けて、「アンティパスト」からたくさんの柄ものの靴下が届きました。春夏ものが100種類以上。今シーズンだけでなく、これまでつくってきたアーカイブからのよりすぐりもあわせてとのこと。デザイナーのおふたりに話をうかがい、「アンティパスト」ファンの横尾さんや引田さんの着こなしを見させていただいているので期待が高まります。
 ただ、ちょっと不安なのはa.の服とのコーディネート。大橋もショップのスタッフもふだんは、黒・紺・赤・グレーの無地の靴下をあわせているし、この原稿担当も地味めのカラータイツどまり。すぐにはイメージがわきません(大橋は全然不安そうではないのですが)。
 そこでスタッフはサンプルの中からそれぞれ気になる靴下を選んで、a.の服とあわせて試着してみることにしました。特集「元気がでる靴下」。最終回はそのようすをご紹介したいと思います。いつもと雰囲気の違うa.をご覧下さい!


a.の服とコーディネート
 白いスモックワンピースに、とスタッフの庄子が選んだのは、ブルーグレーにオフホワイトのクローバー柄のハイソックス。靴も淡いトーンでまとめると、全体にふんわりやさしい感じになりました。
 水玉のハイソックスはどうでしょう。ボーダーにあわせてみましたが、モノトーンで色をそろえたからでしょうか、全然大丈夫です。おしゃれは引き算が大事とよく言われるけれど、足もとに柄ものの靴下をプラスすることで、定番のワンピースが新鮮にうつります。「ちょっと靴下としては高いと思っていましたが、Tシャツの色を変えたり、ストールを巻くのと同じアレンジができる。そう考えると高くないのかも」。
 スタッフの中でいちばん若い近藤は、a.ではボーイッシュなコーディネート担当。メンズのA.を着ていることもあります。いつもはやはり無地の靴下をコーディネートしていますが、今回選んだのは淡い黄色の花柄と、それとは対極にあるようなモダンな柄のシースルー。さあどうでしょう?
 黄色の靴下は全体が細かなレース編みになっていてとてもかわいらしい。それだけ見ると近藤には甘いかもと思いました。でもはっきりとした赤のジャケットや紺のストライプとミックスすると、服も靴下も両方とも化学反応を起こしたように変わりました。見たことのない近藤が出現、いい感じです。
 勇気が出た近藤、「シースルーは左右別々にはいてみます!」。
  • 紫とピンク。むつかしいと思われる方も多いと思いますが、糸選びや色合わせのさじ加減が絶妙。大人に似合う靴下です。
  • 「BEE’S STITCH」。デザイナーのふたりが大好きなアーガイルは、いろいろなパターンで作っています。これはよく見ると小さなドットが並んでラインになっている!カラーバリエーションが5色。ソックス¥2,000+税、ハイソックス¥2,400+税 メンズもあり。
  • 選びきれなくて、麻のパンツには2つあわせてみました。「JACQUARD DIAMOND(ジャカード・ダイヤモンド)」シリーズ。こちらも靴下の存在感がほどよい感じです。
  • カラーバリエーションが4色ありますが、どれも複雑な編み地で色の表情が多彩。だから色をひろって服をあわせやすい。ソックス¥2,200+税 メンズもあり。
  • こちらは羽根の模様と透かし編みが交互になった遊び心いっぱいの「WINGS SMILE (ウイングス・スマイル)」。ソックス¥2,200+税、ハイソックス¥2,600+税
華やぐけれどなじんでもいる
 荻原は、長めの丈のワンピースと靴、パンツと靴のあいだにのぞかせる靴下を試してみました。
 タックスカートワンピースとひも靴にあわせたのは、紫とピンクのチェックの靴下です。見える面積は小さいのに、足もとがぐんと明るく華やかに。それでいて紺とも黒ともしっくりなじんでいます。
 「『アンティパスト』の靴下はどんな服とあわせるといいでしょう? と聞かれることがありますが、ちゃんと作っている服ならなんでも大丈夫、と思ってお出ししています」。インタビューでデザイナーのカトウさんがおっしゃっていたのを思い出しました。
 幅広いファンがいて、その年齢層も20代から80代まで。
 「若い方がきゃっきゃと喜んでくださるのも嬉しいし、ものを知り尽くしている方に「かわいい」と言っていただけるのも嬉しい。でもかわいいだけではない何かが伝わるものをつくり続けて行きたいと思っているんです」(ジヌシさん)。
  • かっこいいお母さんです。a.のポンチジャンパースカートも、着こなしの幅の広さを証明できて、喜んでいそうな気がします。
  • 近藤がはいていたソックスと同じシリーズです。よく見ると、メインの色にあわせて、底になる部分の色を少しずつ変えている。カラーバリエーションが5色。ハイソックス¥2,600+税
  • 柄と柄の大胆な組み合わせ。足もとにポイントを凝縮しました。おしゃれの壁をひとつ越えた感じがします。
  • パンツと靴下、ブランドは違いますが、色の選び方や、組み合わせ方につながるセンスがありそう。
  • 「pass the oval」というシリーズ。選ぶのに迷いそうなバリエーションが6タイプ。ソックス¥2,000+税 ハイソックス¥2,400+税 メンズもあります。
靴下で元気になる
 最後に登場するのは、以前スタッフとして働いていた露木さん。お子さんと一緒にショップに来たところを試着に誘いました。
 まずはシースルーのグリーンのハイソックスです。「アート作品みたいなソックス。子育て中なので、こんな服も久しぶりです」と言っていましたが、きりりとかっこいい!「なんだか元気になりますね」。そう、試着をしながらみんな、なんだか元気になっています。
 もう1足も大胆な柄。この特集のタイトルまわりに写真が載っていることから、すでにお客様から問い合わせが来ている人気の靴下です。シンプルなワンピースやパンツとなら、素敵にはきこなせそう。ここまで「アンティパスト」マジックを見てくると、もはや不安は全くありません。でも大橋は「チェックのパンツにもあうと思う」と言います。やや心配な撮影スタッフのそばで大橋は「いいと思うよ。ぜーんぜん大丈夫」。あらほんとうだ。困りました、あれもこれも欲しくなってきました。

※ここでご紹介したサンプルは「アンティパストの春夏靴下展」に並ぶ商品のごく一部です。また、各タイプとも同じものは多くて2足までのご用意となります。売り切れの場合はご了承下さい。
取材:田中 真理子
 
 
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