今日のわたし
尻ごみしたら、すてきは手に入らない




 年をとると生活がきまってしまうので、よしとするものもわりあいはっきりしてきます。つまり価値観もそれぞれになるということ。好みの服の傾向もそれらによります。
 例えば私ですが、50代でもオカッパ頭です。もしも仕事をしてなかったら、オカッパじゃなかったと思うし、当然今私が選んで着ているような服は着てないと思うのです。私は50代の奥さん風の服は一着も持っていない。だからミセス向けの高級ブランド服に興味もありません。高級=すてきとは思わない私。どっちかというとチープ。
 ヘアスタイルは顔のまわりをきめるから、自分の雰囲気もおしゃれの方向もそれによります。今の自分に似合った恰好よいヘアスタイルにしたら、気になっている、あるいはヘアドレッサーに(おしゃれなヘアドレッサー達は服に関心大なので)聞いて、ブティックに服を買いに行きましょう。
 そこで何を選ぶか。販売員に相談します。細かいことをいえばサイズが品切れで大きいのを押しつけられるような時は、はっきり首を横にふることですが、販売員のおすすめはかなり正しいことが多いので素直に耳を傾けてみる。いくつか試着してみて冒険だなぁと思っても、いい感じだったら一揃い買ってみましょう。おしゃれは挑戦。すてきを見つけるには積極性がないとダメ。おしゃれな自分を演じることが、よく見せる、になるのです。
 とりあえず何を着れば恰好よく見えるか自分で見つけられない人は、専門家のいいなりになってみるのも方法なのです。
 若くなくなると恰好よく見える方向を見失いがちです。すると自分の存在までゆれるのです。その回復のために、いろんな方法をこうじてみることです。
 男のように立派に見えなくていいけど、年をとっても感じよくありたいわよねぇ。

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