だいぶ前だけど、NHKの「クイズ日本人の質問」の問題に、スキーヤーの三浦雄一郎さんのお父さま（お名前を忘れてしまったので）の秘密で、答えは「朝起きると、舌を120回ほど出す運動をしていらっしゃる」が出ました。それをすると、口のしわが深くならないのだとおっしゃっていました。90歳をずーっと超えていらっしゃるようには見えないし、いいお顔をしていらっしゃいました。で、舌出し運動なんて簡単じゃありませんか。しわか深くならないのなら、私まねてみようと思ったのです。
　翌朝、早速舌出しをしてみました。20回ぐらいすると舌が疲れて痛くなり、それ以上は出なくなりました。120回どころか20回で根を上げてしまいました。えーっ？　こんなはずじゃなかったのです。翌朝は30ぐらいはなんとか頑張ってできました。70ぐらいまで頑張りたいと、むきになりました。2、3日したら、舌や口のまわりの筋肉が痛いのです。筋肉痛というのでしょうね。舌出しも筋肉痛になるんです。毎朝続けていましたら、どんどんできるようになりました。
　それで思ったことですが、舌の筋肉が鍛えられると健康になる。しわのことはさておき、顔の筋肉もしっかりしてくるから、健康に見える。それに舌出しを終えると唇が赤色になっているのです。きっと血流が活発になるのです。本当に元気になれそう。だから今朝もぺろぺろぺろ。
　年をとると体がいうことを聞いてくれなくなりますが、筋肉さえ鍛えれば、かなりいうことを聞いてくれるようになることが、舌出しでわかりました。
　私一日中椅子に座っているので、膝が弱いのです。階段をおりる時キリリッと痛みが走る時がありますもの。膝の筋肉を鍛えなければなりません。ジムに通うのは、続きません。
　で、思いついたのがツイスト。なんですか？　とおっしゃる方も多いでしょうね。1960年代の初めに学生だった私は、ダンスパーティーでツイストを踊りましたの。ツイストは片方の足に重心をのせて腰を振ります。すると上半身と下半身がツイストする（ねじれる）。リズムにのってそれを繰り返すだけのダンス。
　久しぶりに、鏡の前でツイストを踊ってみると足が動きません。よろける。腰の動きに足がついてこないのです。イヤーこんなはずじゃなかった。これはまずい。完全に足の老化です。
　その日から毎晩寝る前に、一人でタララランランラ、タララランランラ。だんだんよろけなくなってきました。特に弱かった左足だけで腰振りをしても、大丈夫になりました。
　やっぱり鍛えなければ動かなくなるのです。いえ鍛えれば動くものなのです。 　夫を誘ってみました。ほらこうやって踊ろう、と踊ってみせました。しかめっ面されて横向かれてしまいました。なんで？